5番目の卒業日誌 2008/12

2008/12/1

卒業したつもりのデートの後にメールが来て、 遅すぎる後輩ちゃんの誕生日プレゼントも喜んでくれたみたい。 少しでも後輩ちゃんの心の癒しになれればって思います。

2日後、また後輩ちゃんからメールが来て、 僕自身忘れてた貸した本を返すつもりだったみたいだけど、 本を忘れたってメールが来ました。 その日だけ、後輩ちゃんと同じ、職場の本社に行く予定だったから。 本を忘れたなら、恐らく会わないだろう。 僕はそう思ってました。

自分の席で淡々と仕事をしていると背後から、 (後輩ちゃん)「暇なんですよ?」 二日前に卒業を決意しておきながら、 後輩ちゃんに話しかけられて、それで、 全身から湧き上がるような歓びを感じてて、 仕事中でも15分ぐらい話をしてました。 僕は、間違いなく、今もこの人の事が好きでいるに違いない。 もしかしたら永遠かもしれない。

次の日は会社のメールで後輩ちゃんからメールが来ました。
「社内報委員です。」
社内報の執筆を頼まれました。 僕が嫌々やらされている陸上部が 一年ぶりに某マラソンに参加するからって。 後輩ちゃんに頼まれたら断るはずもないし、 関係が続くから嬉しいなって思う。

運命って不思議すぎる。 僕は卒業しようって思って、吹っ切れようって思ったら、 後輩ちゃんが少し近づいた気がしました。今更。

最近、家の近くに飾ってある キラキラを見ると、後輩ちゃんと一緒にいれたらなんて。 毎年、12月とか、気にしてない振りしてた季節だけど、 今年は、今まで一番愛したけど、、、後輩ちゃんがいるから。。。 でも、そこまでの約束はない。 そんな季節、後輩ちゃんは彼氏と過ごさないはずはないし。

好きな人との間に永遠が生まれる事が僕の夢で、 今も、それは後輩ちゃんなのかもしれないって思ってる僕は、 永遠に、このままなのかもしれません。



2008/12/8

後輩ちゃんとの関係は継続してるのかもって、 勇気を出して後輩ちゃんを誘ってみました。 前々から行きたかった年末のライブです。

断られました。 祖母の家とかってメールで返事が来た。 祖母の家が千葉県蘇我だったって 後輩ちゃんから聞いたことがあります。 コンサートの会場は代々木、帰れるはずなのに... そんな状態で断られてるってことは、 本当は僕に会いたくないというか、 そろそろ2人で会うのやめようと暗に言っているように思える。 そんなメールに返事すら、もうしたくもありません。

過去は振り返りたくないけど、 過去を振り返ってばかりの僕がいます。 もしも、もしかしたら、今までの中で、 後輩ちゃんを振り向かせられるチャンスは 本当はあって、それを逃してしまってるのかなって。  もっと2人でいた時に面白い話を出来たら?  2人でいた時に強引になってたら?  後輩ちゃんを褒める事が足らなかった? 今までも自分なりに頑張った気でいたけど、 全然ダメだったのかもしれない。だって、 結局彼氏より愛情を込める事ができてないから。

趣味も話も沢山合ってるし、一緒にいると楽しいし、 もしかしたら運命の人なのかもしれないという、 にわかな期待もありました。最近、それが、 瓦礫が崩れるように山が平地になるような感じ。 今更になってから、根底が覆りそうです。



もう僕の運命の人は後輩ちゃんじゃないなら、 今まで付き合った人の中にいたなら、 もう、ずっと僕は独りのままなのかもしれません。

こんなに仲良くなれたのに、 2人でデートも3回くらいしてる、 お互いの状況も大分わかってるつもり、でも、 本当は、全然ダメなんです。

現実の後輩ちゃんは僕に忘れて欲しいとか思ってる? 僕の中の後輩ちゃんは、なかなか離れる事が。。。 後輩ちゃんを追い続けて、もう疲れたよ。 涙の量は決まってるというのは、違うと思う。

後輩ちゃんから沢山の言葉も、半年ぐらいで、 メール100通ぐらいもらってたみたい。

それでも、いくら愛を込めても、 愛が戻ってくる気配がないから。 僕が辛くなるだけだね。

僕は。。。



2008/12/13

職場の忘年会とか全部キャンセルしました。 傷だらけの状態で人に逢うと、 僕が嫌われるような事ばかり言ってしまうかもしれないから。

最近、疲れ果てて、夢を見る事もなく熟睡する事が多いです。 不器用に進めた恋愛の終わりはボロボロ。

そんな時に久々に夢を見ました。 そこには後輩ちゃんがいました。

(タル)「......」

夢の中では僕は声は出せません。

今まで夢に出てくる後輩ちゃんは現実をみせる事が多いです。



正直、夢で逢うのは少し怖いです。 また現実的な事を言うから。

まだいるの?彼氏の方が良いんでしょ?

(後輩ちゃん)「隣いいですか?」

思えば、仲良くなり始めたのは 同じチームで働いてた時の、 後輩ちゃんのこの一言だった気がします。 あの時は僕も後輩ちゃんもホテル暮らしで、 日々の腐り具合をお互い励まし合ってました。 この時から2人で色々話すようになって、 気がついたら好きに、 好きが大好きに、大好きが世界で一番好きに、 ところが...片想いが両想いになる事は...

ずっと僕の方を見ています。

!?

笑顔の後輩ちゃん。

思わず目が覚めた。 起きたら現実に引き戻されていくから、 嬉しい気持ちが段々薄れていきました。 涙が出そうになるくらいに。

半分、諦めモードで投げやりになりながらだけど、 嬉しいと思ってしまうって事は、 僕は、まだ後輩ちゃんの事を好きでいるんだと思う。 それが夢だったとしても、すごく嬉しかったよ。



2008/12/24

普段ネックレスをつけているのですが、 これだけは僕にはなくせないものなんです。



最近、片想いの相手:後輩ちゃんに会ってないから、 会いたくて仕方ないし、 この時期に愛を込めたものを渡せないのが、 辛くて仕方がありません。

後輩ちゃんは、後輩ちゃんの彼氏からそういったのを もらってるとしたら、尚更、 気が狂いそうなくらい悲しいです。 気を紛らわそうと家の掃除をしていたら、 昔頂いた手紙が出てきて、想い出してしまいました。

手紙の送り主はハルさんって言って、 ネックレスとかを作る職業の人でした。

(ハルさん)「色々な想いをこの石に詰めるの!それを誰かに託したりしたら、ワタシが生きた証みたいになるでしょ。」



石に想いを込める??? 当時は意味がわからなからなかったです。 色々な想い出の詰まったアクセサリー。。。 想い出を詰めて誰かに送る。。。折角なので、 結構、仲が良くなったハルさんに作ってもらいました。 それから、、、

同時に僕に目標を与えてくれた人でした。 ネックレスは常に肌身離さずつけておけば、 愛着が湧いてきて、沢山の想い出がつまる。 そんなネックレスを...... 服装とか姿勢とか気にするようになりました。 猫背になるとネックレスが格好悪く見えるから 背筋を伸ばすようにしてますとか色々な話をしました。 僕の人生の方向性を修正してくれた大事な恩人です。

(ハルさん)「どう使ってる?」



そんな感じで2日に1回ぐらい電話かかってくるし、 メールでやりとりしたり、二人で会ったりしてたりしました。 付き合っていたのかもしれません。 ネックレスをつけるのは初めてだったから、 少し人目が気になるようになりましたとか、

エメラルドの扱い方とか、沢山教えてくれました。 ガラスや机の角にぶつからないように、 洗濯、炊事をする時は外すようにとか。 汚れを取る時は、布で拭いて、 超音波洗浄機や洗剤の使用を避けるようにって。

まだ恋とは思ってなかったけど、 好きになりかけていた、そんな人でした。 ハルさんと会う度に惹かれていく自分がいたけど、 ハルさんも徐々に気づいたみたいで、 連絡をくれるようになりましたが、、、

そんな時に、こんな手紙が届いたんです、、、



ハルさんが電車で突然倒れたらしいです。 それが頻繁に起こるようになって...... 突然気を失ってしまうという 脳失障害という障害にかかってしまったそうです。 職場も退職するって。最後までケアできなくて残念だって。

最近では、ADHD-注意欠陥・多動性障害という 病気があるみたいです。 それに近いものがあるのかもしれません。

手紙が届いて、何を言ったら良いのかがわからなかったので、 メールで連絡する事にしました。返事が帰って来ました。

 「この携帯電話は、、、、、、」

重度の病だったようです。 知り合いの医者に聞いてもヤバいって言われる病気でした。 電車とかで、貧血とかそういうのでなく倒れる病気、 脳細胞が少なくなる病気だったそうです。



携帯電話の持ち主ではなくなったようです。 お店に行っても、既にいなくなってた。 職場の人が、僕のネックレスを見て 「ハルさんのよ?」って集まってきたけど、 ハルさんに会えなくて失望してる僕は、 どういう表情をしたらいいのかわからなかった。

ハルさんと約束した事を想い出しました。

何をしている時もいつでも一緒。 勿論、ネックレスについている宝石:エメラルドが、 鑑定書まで付いているくらい高価だからっていうのもあるけど、 *十万円くらい、でもそれ以上に、 沢山の月日を、このネックレスと一緒に過ごしたから、 大きな愛着がある、誰にもあげられません。

ハルさんとの約束は、その想いを込めた宝石を 結婚指輪にしてあげるという事でした。



最近は果たそうと必死に探してるけど、 見つけられそうで見つけられなくて、結局ダメ。 ハルさん、、、ごめんなさい。。。まだ無理。。。 もしハルさんが今の僕の姿を見たら、 情けないって思うんだろうな。 つき合った人も長続きしない。好きになった人は相手がいる。 ハルさんの約束を果たせない自分がいる。



全然そんな仲じゃないけど後輩ちゃんにはあげたい。 後輩ちゃんは全然そういうつもりじゃないみたいだから、 しかも、気持ちを見せようとすると避けられる、 気持ちの行き場がなくて悲しくて仕方がありません。 少しでも多くの時間を後輩ちゃんと一緒に過ごしたい。

でも、

そう。願いは届かない。 サンタクロースなんていません。






5番目の卒業日誌