5番目の卒業日誌 2011/3

2011/3/4

後輩ちゃんは毎年花粉症に悩まされ、 マスクをしています。どこか苦しそう。 そのマスク姿が、いつもと違って、 さらにいつも可愛く見えます。

たまたま、帰り際、偶然過ぎ! エレベータが一緒になりました。

(タル)「マスクしてるね。」
(後輩ちゃん@(T□T))「花粉症です。タルさんは大丈夫ですか〜?」
(タル)「生まれてから一度もなった事ないよ。」
(後輩ちゃん@(T□T))「それは憎たらしいですね〜」


後輩ちゃんに憎たらしいって言われると、 どうしてかわからないけど、なんか嬉しい。

(後輩ちゃん@(T□T))「家を出ると、涙ボロボロなんです〜」
(タル)「へぇぇぇ。」
(後輩ちゃん@(T□T))「花粉症じゃないかもしれないです〜。」
(タル)「えっ?悲しみで?(笑)」
(後輩ちゃん@(T□T))「はい。会社に行きたくない〜。なんてね。」


前日に、少し話した時は、 どこか忙しそう、というか、 話しかけられたくなかったみたいでした。 だから、この時まで落ち込んでいたんです。 落ち込んでた気持ちも吹き飛んだけど、、、 僕ってダメね。一緒に帰る勇気がなくて、 エレベータを出てから、それぞれの帰路に。

そんな昨日を経て、 今日も午後出社の後輩ちゃんは 相変わらずマスクをしてました。 たまたま後輩ちゃんの席の近くにある 給湯器で紅茶を作ろうとしたら、 紅茶の袋が、たまたま開かなくて。 周りを見回すとラッキー♪ 後輩ちゃんが座ってたし、周りには誰にもいない♪

(タル)「はさみ貸して♪」
(後輩ちゃん@(T□T))「ふぁい。少し汚いかも。。。」


これで三日連続で接点が。。。 今日も昨日も、すごい偶然。。。 運命的なものを感じれる時は嬉しいです。

(タル)「なんか開かなくて。」
(後輩ちゃん@(T□T))「あら〜。美味しそうですね♪」
(タル)「開いた♪ありがと〜う♪」


カワイイ!

だって、顔の割に、やけに大きいマスク。 まるで、私は小顔でカワイイでしょって アピールしてるみたい。

もしも、彼氏がいてキスができないなら、 せめてマスク越しにでもキスしたいです。

後輩ちゃん、カワイイ大好き。



2011/3/14

少しだけ気持ちが落ち着いたので、 あの日からの事を書こうと思います。

あの日、 僕らは職場にいました。 職場にいたら、揺れを感じました。 段々強くなっていく...気がついたら、 立てかけてた本も倒れ、 パソコンのディスプレイまで倒れ始め、 悲鳴があっちこっちであがってました。 ビルが崩れるのか?ってくらい。

職場の皆と外に避難。 外で立っている間も余震があって、 立っていても揺れを感じたし、 ビルが本当に揺れていました。それは、 ビルがユラユラしていたのが見えたから。 後輩ちゃんの姿を確認したけど、 全く安心もできない状況でした。 本当にビルが倒れるんじゃないかって。

約一時間立ってて、皆と話してました。 幹部社員の話し合いで、今日は もう帰宅する事に決定。16:00くらいです。

後輩ちゃんとは直接話さなかったけど、 近くにいたみたいで、後輩ちゃんの 元気そうな、というか、 空元気そうな声が聞こえました。 多分、僕と同じで、 精神的に折れそうな気持ちを なんとかそうすることで 支えたかったんだと思います。

たまたま出口で逢った、家の近い 後輩ちゃんのチームの先輩と帰宅することに。 でも、、、 電車は止まってるし、タクシーも捕まらない... タクシーを捕まえるのを試みつつ、 とりあえず神奈川に向かいました。

1時間ぐらい歩いたんだけど、 青山で休憩中のタクシーが見つかって、 休んでる所でお願いして乗せてもらいました。 タクシーで走っている間も、 タクシーの中でも余震を感じてました。 で、、、全然進まない、、、 首都高が止まっていたから、 首都高の下を走ってたと思うんだけど、 XX街道に入ると、もう全く進みませんでした... なので、XX街道からは歩く事にしました。

普段、こんな道誰も通らないよって道が、 人通りが激しくて、皆が、 帰宅困難者に見えました。 皆が足早にケータイを持って歩いてました。 20:00くらいに、やっと着きました。 とりあえず着いた。

電気OK、水道OK、 とりあえず、ご飯は食べられそう。

実家からは無事の連絡がありました。 皆、無事家に着いてるかな?

後輩ちゃんは?

後輩ちゃんにメールしたら、 後輩ちゃんは職場に留まって 一日過ごしてから家に帰るって。 メールがすぐに返ってきました。 それだけ、後輩ちゃんも不安だったんだと思います。

寝始めても、熟睡できません。

眠い疲れたと思ってるけど、 全然眠れないんです。だって、 いつ大きな余震がくるかわからないし。 今も長野県と茨城県で地震があると、 神奈川は震度に出ていなくても、 少しだけ揺れてるような気がします。 確かに、発生当時よりは、 少しだけ余震の頻度は減ってるのかも。 でも、これだけ余震が沢山あると、 揺れてるのか揺れてないのか、 感覚がおかしくなってくるんです。

被災地の人は、もっと不安なはず。 テレビで、沢山の人の涙を見ました。 同じく僕も涙してます。

テレビをつけてると、 緊急地震速報のチャイムが鳴る度に 地震に怯えて目が覚めます。 携帯電話の緊急地震速報は 怖くなって受信しないようにしました。 今は家にいて安全だし、 携帯電話の緊急地震速報の音は大きくて、 今はすごく怖いんです。

眠れないだけじゃなくて、 食欲も全然ありません。 変に寝たり起きたりしてるから、 頭も痛いし、吐き気も酷いし。

いつものスーパー、コンビニには、おにぎりが売ってなくて、 売れ残りのレトルトとカップ麺だけ。 そりゃそうだよね。 被災地の人に送るのが優先なはずだし。

後輩ちゃんとメール、電話で話して、 仕事する気にはなれないけど、 とりあえず頑張ろうって。

生きていれば、きっと良いことがあるって。

とりあえず僕は、 自分の事もそうだけど、 後輩ちゃんの事も守っていくつもり。 精神的にも、他にも。 別に恋人同士じゃないとか、 そういう事も言ってられないし。

平穏だった日々が、 いつのまにかこんな事になって、 本当に心が痛いです。



2011/3/25

震災も落ち着いて、会社も普段通り。

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(タル)「Yさんいる?」
(後輩ちゃん)「今日はいないです〜」


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(タル)「もしかして今日もYさんいない?」
(後輩ちゃん)「はい。SE教育に行ってます〜」


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本当はYさんがいないのを知ってたけど、 Yさんと同じチームの後輩ちゃんに、 大好き愛して止まない後輩ちゃんに話しかけたくて。 全然後輩ちゃんに聞く必要はないけどね。

そんな気持ちが今週は強かったのかも。 何回もすれ違いました。その度に、 後輩ちゃんは会釈してくれるし、僕も。 何かを話そうとしてしまう自分がいました。

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(後輩ちゃん)ぺこり。
(タル)ぺこり。「後輩ちゃんってXX区?」
(後輩ちゃん)「はい。」
(タル)「じゃぁ計画停電じゃない?」
(後輩ちゃん)「いや、うちは大丈夫です。同じ区でも、なってる所と、そうでない所があるみたいです。」
(タル)「そっかぁ。」

特に面白い会話でもないけど、 それでも僕にとっては幸せです。 住んでる場所も、後輩ちゃんが近くにいる限りは 移る気も全くありません。

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(タル)!?
(後輩ちゃん)ぺこり。
   「今日ならYさんいますよ。」 (タル)「ほんと!?」
   がちゃ。がちゃ。
   「あれ?ドア、、、あっ、カードかざすの忘れてた。」
(後輩ちゃん)「あはは。今の面白いですよ。」


でも、後輩ちゃんが笑ってくれた時が一番幸せ。

後輩ちゃんとは全然席も離れているのに、 毎日のように話ができた。 後輩ちゃんも逢いたいって思ってくれてるかな? こんな時だから、少しでも話せたらって。

後輩ちゃんには恋人がいるらしいし、 相変わらず右手の薬指に指輪してて、 それでも、僕に逢いたいって 思ってくれてたりしないかな?

後輩ちゃんの為だったら、 いつでも、どこでも、逢いに行くのに。 彼氏よりも、僕の事を好きだったらって。

今週、唯一、話ができなかったのは今日。 余震で眠れなかった昨日まで、 今日は余震がなくて、ぐっすり寝坊しちゃった。 朝も、すれ違うチャンスもあるかもしれないのに。 午後から出社したけど、昼休みに、 職場のドアの認証システムの前で待ってたら、 急にドキってしました。 でも後ろを振り返るのは不自然に思い、 ガラスに映ってる後ろの様子を窺ってみると、 もしかしたらって思ったけど、やっぱり。 職場のドアの近くにあるトイレに、 後輩ちゃんが入ろうとしてました。 少しだけ、僕の姿を見ていた気がする。 なんて気のせいかな。






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